真綿の檻
最近WEB上で読んだ尾崎衣良のコミック。
数年前に「深夜のダメ恋図鑑」を読む機会があり、面白くてコミックが出るたびに買っていた。
(これはドラマ化もされた。ドラマの方はあまり面白くなかったけど)
「真綿の檻」はある既婚女性(主人公)の実家家族それぞれからの視点と、彼女の夫、彼女自身の視点からの出来事を描いている。
ここで普通のお話なら、主人公や実家家族対夫の話になるところを、そうはならないのがさすがダメ恋図鑑の作者だわと感心した。
また、作者の絵が初期の頃と変わってきていて、最近の絵(2010年代辺りから)が線がはっきりしていて私好みになっているのもこの作家に注目する理由です。
小学生の頃、大御所里中満智子のデビュー作をリアルタイムで読んでいた私が最近読んだ物、小説、コミックの中でも秀逸な作品でした。
WEB上の保管を信じていないので、この作品は後日コミックで購入することを決めました。